マルサン歯科クリニック

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歯ぎしり治療・マウスピース

歯ぎしりは自覚せず長年行っている事が多々あります。
受診した際に顎関節のすりへり、歯のすりへり、口の開閉時の違和感、音、歯が痛む・しみる等から、推測されます。
決め手にかけるような症状、複合的な症状、今までいろいろやっても治りきらない症状は、歯ぎしりが一因の事が日常の治療の中で多いです。

歯ぎしりにより、歯のすり減り・歯を支える骨の破壊、顎関節のすり減りがおこります。
その結果、痛み・噛みにくい・顔つきの劣化・肩こり・頭痛が引きおこされます。
また以前よりも、前歯が突出し、すき間があいてくる事もよくある事です。

歯ぎしりで起こる症状

歯の摩耗
歯ぎしりが続くと、歯の表面が摩耗し、歯のエナメル質が削れることがあります。
これは歯の感受性を増加させ、虫歯や歯の破折・知覚過敏のリスクを高める可能性があります。
歯の痛み
歯ぎしりによって歯の神経に圧力がかかり、歯の痛みや不快感を引き起こす要因となります。
特に夜間に歯ぎしりを行う場合、朝起きたときに歯や顎の痛みを感じることがあります。
また、夜中に眼が覚めてしまう事もあります。
顎関節症状(顎関節症)
歯ぎしりは顎の筋肉に過度の圧力をかけ、顎間接部の下顎骨・頭蓋骨・関節円板(軟骨)のすり減り・変形・位置異常により症状が進みます。
これにより、顎の痛み、顎の関節音、顎の運動制約などの顎関節症状が生じることがあります。
頭痛
歯ぎしりは顎の筋肉に過剰なストレスをかけ、頭痛を引き起こすことがあります。
特に顎の筋肉がこわばることで、頭痛が発生する要因となります。
神経的な症状
歯ぎしりはストレスや不安の症状と関連していることがあります。
寝ている間に無意識に行われることが多いため、ストレスが続くと症状が悪化するケースがあります。
歯垢や歯石が多い場合、就寝中は歯周病菌が繁殖しやすくなる為、不快感で無意識のうちに噛みしめ、歯ぎしりしている事があります。

歯ぎしり治療の流れ

歯ぎしりの治療は、症状の重症度や原因によって異なる場合がありますが、一般的に以下のような流れになりまます。

  • 1
評価と診断
初めにお口の中を診察して、現在の状況や問題などをお聞きします。
口腔内の検査や歯のレントゲンなどの診断手段を使用することがあります。
  • 2
原因の特定
歯ぎしりの原因を特定することが重要です。
ストレス、不正咬合、歯の異常、睡眠障害などが考えられます。原因に合わせて治療計画が立てられます。
  • 3
マウスピースの製作
保険診療が適応されます。
歯ぎしりの最も一般的な治療法は、カスタムメイドの歯科用マウスピース(口腔内装置)の使用です。
歯型を取り、次の来院時には出来上がります。
  • 4
定期的なフォロー
歯ぎしり治療の効果を評価するために、定期的な歯科診察が重要です。
治療が適切に進行しているかどうかを確認し、調整が必要な場合には適切な処置を行います。
マウスピース(口腔内装置)は歯ぎしり時に歯を保護し、歯ぎしりの症状を軽減させます。
マウスピースの使用方法は、透明なプレートを下の歯に装着します。食事以外で使用し、着脱は自由です。

マウスピースは取り外せるの?効果は?

マウスピースは、食べる時以外に使用します。取り外し自由です。
マウスピースをしている間に、顎関節の圧迫が解消され、そこに新たに軟骨が定着してきます。
マウスピースをしている間は咬みしめから解放されます。
最初は半信半疑でやり始めた人も、
「つけていた方が安心する」「顎の状態が楽になった」「肩がこらなくなった」「よく眠れる」
少なくとも95%以上の方が良かったという声を聞きます。
その効果はつけて数カ月以内には感じている様です。

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